私はGoogleキーワードプランナーを使うことで、月間のオーガニック検索アクセス数を複数のブログ合計で90万PVまで伸ばすことができました。
Googleキーワードプランナーは、そもそもPPC広告を出稿をすることを前提として設計されているため、ただSEOのためのキーワード戦略を練るために作られていません。
だから、利用する時は不必要ないろいろなややこしい機能が大半を占めていて混乱するかもしれません。
それを踏まえた上で、Googleキーワードプランナーを使い、最適なSEOの検索キーワードを見つけ出すために活用しましょう。
このページでは、ブロガー向けGoogleキーワードプランナーの使い方について解説していきます。
キーワードプランナーを利用する前に
Google広告のアカウント作成
まず、Googleキーワードプランナーは無料で使えるツールですが、100%そうとは言えません^^;
Googleキーワードプランナーを使うには、Google広告(旧:Googleアドワーズ)のアカウントを作成する必要があります。まだアカウントを持ってなくても、すぐに作れるのでご安心を。
- メールアドレス
- 名前や住所などの個人情報
- 取り組んでいるビジネスについてのいくつかの質問
などを入力すればアカウント作成は完了です。
キーワードプランナーを使うために広告出稿する必要はありませんが、最低限の設定は必要です。
また、キーワードプランナーの100%の機能を利用するには、月に1ドル以上の広告出稿をする必要があると言われています。私も毎月1,000円ほどキーワードプランナーを利用するために広告出稿しています。(本当は1ドルギリギリにしたいけど調整が面倒なので)
キーワードプランナーについて
アカウントを作ったらグーグル広告へログインし、ページ上部のツールバーにあるレンチのアイコンをクリック、「キーワードプランナー」を選択します。
キーワードプランナーには「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予測のデータを確認する」という2つのツールがあります。
「新しいキーワードを見つける」はピンポイントのキーワードで検索すれば効果的なキーワード候補をリストアップすることができます。
とはいえ私は「検索ボリュームと予測のデータを確認する」しか使いません^^;検索ボリュームを確認するためだけにキーワードプランナーを使っています。
新しいキーワードを見つける
そのまんまですが、新しいキーワードを見つけることができます。
検索フィールドに「トピックに関するURLかキーワード(例:「宅配」、「革のブーツ」)を入力します」とあります。
言われた通り「革のブーツ」で検索してみました。すると…
こんな風に、「革のブーツ」に関係するキーワードをずらりとリストにして表示してくれました。
ここの注意点なのですが、この検索結果に出てくるキーワードは、検索フィールドに入れたキーワードに関連するかなり広い範囲のキーワード群が出てきます。
これが使いにくくて私は使用していません^^;「革のブーツ」に関係ないキーワードもゴマンと出てきますから…
なので、この「新しいキーワードを見つける」ツールの活用法はこうです:
- 少なくとも2語以上のキーワードを入れること
- 検索ユーザーが入力しそうなキーワードを”フレーズ”で入れること(例:筋肉 増大 プロテイン)
検索のボリュームと予測のデータを確認する
こちらのツールは、既にキーワードリストが手元にあって、検索ボリュームだけを調べたい時に使えます。
検索フィールドにキーワードリストをコピー&ペーストして「開始する」をクリックします。
検索結果は「新しいキーワードを見つける」を利用した時とほぼ同じデータが得られますよ。
私が記事を書くときの多くは、検索キーワードを他のツールで洗い出してから、Googleキーワードプランナーの「検索ボリュームと予測のデータを確認する」ツールで検索ボリュームを確認し、記事に含めるキーワードの組み合わせを決めます。
結果のフィルタリングと並べ替え
たくさんあるキーワードリストを、どのようにサイトや投稿記事に反映するか?それを考え出すには、絞り込みとカテゴライズが必要になってきます。
Googleキーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」を活用するなら、キーワード結果を見て次にすることは「フィルタの追加」です。
キーワードのテキストでフィルタをかけると、特定のキーワードを含むリストだけを表示させることができます。
例えばさっき入力した「革のブーツ」だと、革以外のブーツに関するキーワードもたくさん出てきてしまっていたので、「革」を含むキーワードだけに絞ることができます。
「革」を入力すれば…
「革」が入ったキーワードのみのリストを作ることができました。
ここからはcsvファイルでダウンロードして、ローカル環境でファイルをいじって月間平均検索ボリュームが多い順に並べたり、キーワードの好きな順番に並べ替えたりして記事に含めるキーワードについて作戦を練ることができます。
競合性についての注意点:
競争率が「低」「中」「高」で表示されるのですが、これはSEO向けではなく、グーグル広告向けの指標です。つまり、ここでの「競合性」はグーグル広告の出稿をする際の競合性を表しています。
キーワード候補から作戦を練ろう!
ここまでで、サイトや記事に含めるべきキーワードをある程度リストアップできました。
Googleキーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」と「検索ボリュームと予測のデータを確認する」の両方を使ってキーワード戦略を練るためのステップは、おさらいを含めてこうなります。
- 「新しいキーワードを見つける」にあなたのブログのニッチに関連するキーワード、読者が検索するキーワードを入力してキーワードリストを出す
- フィルタをかけて、できるだけ必要なキーワードのみ表示させる
- csvファイルでダウンロードする
- キーワードリストが多いならカテゴライズする
- 類語、同じような意図の検索と思われるキーワードをまとめる
- 検索ボリュームが多い順に並べる
- 1記事に入れる検索キーワードのボリュームが500〜1000程度になるように含める(ブログを始めたばかりなら、100程度でも私は記事にします)
正確な検索ボリュームには広告出稿が必要
はじめにもチラッと書きましたが、Googleキーワードプランナーはそのまま利用すると検索ボリュームが曖昧な状態で表示されます。
これが広告出稿していると、ある程度正確な検索ボリュームで表示してくれます。
正直なところ、私は検索ボリュームは変動するし目安でしかないと思っているので、それほどこだわりがありませんが、「まあ月100円〜1000円で済むならいっか」と思って広告出稿しています。
検索ボリュームとキーワードリストを無料で調べるならUbersuggestが使えますが、こちらも正確ではありません。
初心者の方なら、まずは無料のUbersuggestで記事にキーワードを含める練習をある程度重ねてから、Googleキーワードプランナーを利用するのでも問題ないかもしれません。
キーワードリストアップは王道を外してみて!
Googleキーワードプランナーは優秀だし使えるツールですが、欠点はあります。
それは…多くのSEO対策したい人がGoogleキーワードプランナーを利用しているので、同じ検索結果を他の人も見ているということ。
つまり、Googleキーワードプランナーで見つけた良さそうなキーワードは、もうすでに誰かがウェブページに反映しているでしょう。(ガーン!)
いつだって競争が激しい中にいることは、変わらないのですね^^;
そんな時に、ちょっとした変化球のキーワードリストアップ方法をご紹介します:
- Googleキーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」で、あなたの競合サイトのURLを入力してください。
- 例えば「革 ブーツ」と入力する代わりに、ブーツ専門店のブーツカテゴリのページを入力します。
すると…
競合サイトの関連するキーワードを見ることができちゃいます…これの方が、なんとなくリアル感があっていいですね。
他にもこんなURLでキーワードのリストアップができます:
- コンテンツ内容が競合するブログ記事
- ニッチに関連するプレスリリースやニュース記事
- ニッチ業界で有名なインフルエンサーのウェブページ
そのページにテキストがあれば、関連するキーワードを判別できるようです。
キーワード探しは永遠に続く…
ブロガーならキーワードとは切っても切れない縁になると思います。
あなたは、キーワード候補を考えるのにGoogleキーワードプランナーを使っていますか?それとも、UbersuggestやSEMRushなどの別のツールを使っていますか?
ブロガーの皆さん、今何を使っているのかぜひコメント欄で教えてください^^
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